全農グリーンリソース株式会社

INTERVIEW 社員の声

肥料の安定供給で、
日本の食を支える

総務人事部付出向 全農 耕種資材部

さん

(2014年度入社 農学研究科 生物生産学専攻修了)

※取材当時

入社の理由

大学時代は、6年間水田生物関係の研究を行っていたため、就職活動の時も農業に関係すること、太陽を浴びられること、海外(特に中国)に関係がある会社をいろいろ調べました。その中で、当社は私の希望に一番合致していると思い、応募しました。

現在の仕事内容

現在、全農肥料原料課で輸入業務および為替業務を担当しています。輸入業務については、尿素をメインに、輸入から販売まで一貫して担当しています。為替業務については、当課のドル口座の入手金管理や、為替予約などを行っています。

【肥料輸入業務】

窒素系肥料の品目担当として、尿素の原料確保及び安定供給が主な仕事です。尿素の原料は原油、天然ガス由来のため、価格変動が激しく、地政学リスクによる供給不安も課題となっています。こうした課題に対応するため、海外サプライヤーと良好な関係と保ちながら、生産工場に出向き生産、保管、船積作業を確認したうえで、サプライヤーと共に品質改良に取り組んでいます。また船会社と長期契約を締結することで、低コストで、安定的な移送を行っています。さらに日本に到着後は、肥料メーカーとの価格交渉等を行い、適切な価格で安全・安心な物流チェーンを通じてお届けすることまでが一連の仕事です。日本の安全・安心な食料供給の一端を担っています。

【為替業務】

 為替業務は、当課の為替口座を管理しており、毎日の入出金を管理していると共に、為替予約、国際情勢の収集も行っています。為替相場は常に変動しているので、為替1円の差が最終的に数百万円もの差に繋がることがあり、どのタイミングで為替レートを押さえるかを考えることはとても大切です。そのため、毎日の国際情勢、為替相場を確認し、有利なレートを押さえ、輸入コストの低減に努力しています。

職場の雰囲気

「ドラマと違う!」と感じています。
 日本語の勉強のため、アニメ、ドラマ、映画等をたくさん見ました。日本語レベルの向上と共に、職場に対する恐怖感もありました。しかし、実際に入社しましたら…クールな上司は気さくに話を聞いてくれたり、真面目な先輩が、優しく教えてくれたりと、良い意味でのギャップを感じています。現在、出向している全農でも、上司や先輩と気軽に雑談し、分け隔てなく話の出来る良い雰囲気だと思います。

ある日のスケジュール

  • 08:45 出社

  • 09:00 始業

    業界紙、関連ニュース、本船動静、為替相場などの確認、メール確認

  • 10:00 打合せ

    マレーシアのサプライヤーとのWEB打合せ、工場生産、船積計画などの確認

  • 11:00 見積書作成

    コスト試算を行い、肥料メーカーに見積書提出

  • 12:00 昼休み

  • 13:00 打合せ

    国内在庫の確認、輸入、出荷状況の確認、船積計画の見直し

  • 14:00 打合せ

    肥料メーカーに訪問し、先方の需要や生産及び出荷状況の確認、ライバル企業の動向を把握

  • 17:00 報告書作成

    打合メモの作成、顧客要望などの対応およびフィードバック

  • 17:45 退社

心がけていること

主に下記の三点かと思います。
「自分が理解しているか?」
「相手の真の要望は何か?」
「もっといい方法はないか?」
自分が理解しないとうまく説明できず、当然相手が納得してくれません。先輩や、上司から与えられた仕事も同様です。また、関係先とやり取りする際、相手のニーズはいろいろありますが、具体的に何を要望するかを引き出すことが大事です。一連の業務を終えた後、もっといい方法があるかを考えながら回顧し、次回から改善するように心掛けています。

就活生へのアドバイス

私からのメッセージは、「温故知新」です。これは、昔の事をたずねて求め(=温)て、そこから新しい知識・見解を導く」という意味です。就活の際も経験した筆記試験、面接をよく回顧することが大切です。
私自身、当時経験した面接の質問と自分の答えをノートに整理して、「このように回答すればもっといいかもしれない」という気持ちで、毎日振り返っていました。現在も「もっと良い方法がないか」という気持ちで仕事しています。

キャリアパス

  • 2014年 新潟支店 バースおよび倉庫管理、本船荷役、国内物流手配などを担当
  • 2017年 本社肥料原料部 輸入肥料の品目担当、輸入実務、国内在庫管理などを担当
  • 2021年 全農耕種資材部 輸入肥料の品目担当、配船および為替業務、海外・国内価格交渉などを担当

エントリー

マイナビ2027